初めての育休を取得して素直に感じたこと
明日から、息子の慣らし保育が始まり、来週から本格的にお仕事復帰します。
結論から言うと、育児休暇を長らく取得して本当に良かったと思っています。
なんだかんだ、あっという間に1年10ヶ月が過ぎてしまい、やりたいことがありすぎて、ゆっくり休む時間なんてありませんでした。休めるときに、休めば良かった(笑)
そんな私が、育児休暇を取得して素直に感じたこと、良かったこと・悪かったこと・ああすれば良かったことなどを備忘録もかねて残しておきたいと思います。
育休を取得して良かったこと
育休手当をいただけた
海外に長く住んで思うことですが、日本は本当に社会福祉制度が優れています。
育休手当とは、正社員であれば子供が2歳のお誕生日前日まで育児休暇を取得することができます。会社からお給料は出ませんが、最初の半年は7割、以降は5割の手当ををいただける、会社員からしたら神制度でした。
その手当の計算方法ですが、額面(交通費含む)の金額からの計算です!
家計簿でも公開していますが、月額にすると約17万円でした。気持ち的にも余裕のある生活が送れました。
- 育休前の半年間は、残業・給料をあげる
もちろん、妊娠中は体調管理が1番だと思います!悪阻が落ち着いてからは、手当をより多く受け取るモチベーションがあったので、最後の半年間の残業はウェルカムでした(笑)
- 育休延長したい場合は、定員オーバーの保育園1つに絞って申請する
育児休暇はあなたの権利です。もっと子供と一緒にいたいと思うなら、無理して1歳で復帰しなくても良いと私は思います。市役所にて保育園の不承諾通知を貰いに行くと思いますが、何も言われませんでした!
- 育休に入る前に、必ず貯金をしておく
出産・育休手当が振り込まれるのは、申請してから数ヶ月ほどです。私の場合は、子供が8月に生まれて12月に振り込まれました。
現金預金をしておかないと、気持ち的にも余裕がない状態で子育てをするのはかなりストレスがかかります。我が家の場合は、別で生活防衛費を1年分預金していますが、個人の預金でも半年分を目安に預金していました。
サイドFIREの体験ができた
大学を卒業して社会人になってから、常に働き続けていた私にとって、サイドFIREってどんな感じだろう?と漠然としてイメージしか湧きませんでした。
我が家は、まだまだ金融資産的にもサイドFIREできる状態ではありませんが・・・
サイドFIREのプチ体験をすることで、今まで気付けなかった視点で物事を感じることができたことは、自分にとってかなり良い体験でした。
例えば、社会に属していない不安や孤独を初めて感じたことで、「お金のため」に働くのではなく、「人の役に立つ」仕事をして幸せを感じていたことに気づいたり。私にとって、人との繋がりはかなり重要なのと、その解決方法までも見つけることができました。
今では、次なるステージのモチベーションになっています!
リスキリングができた
正直に言うと、子供が生まれてからの半年間は何もできませんでした。
とにかく目の前のことに必死で、あまり記憶にございません(笑)
子供が成長するにつれて、私も母親として成長したのか少しずつ時間と心にも余裕が生まれてきました。
子供の母親分離不安や、母乳育児の関係で長時間子供を預けることができなかったため、資格は取得できませんでしたが・・・
自分が勉強したい分野の本を読み漁ったり、副業にも挑戦しながらスキルアップが出来たと感じています。
こちらの記事では、備忘録も兼ねて私が育休中に達成したことを綴っています。
子供の成長を近くで見ることができた
これは、育休を長く取得した最大のメリットでした。
子供の成長は本当に早いですよね!
1歳前後なんて、お座りしたと思ったらハイハイして歩き始めていました。
そんな、何気ない日常の中で子供の成長を見逃さずに見れたことは、お金で買えることができない貴重な時間だったと思います。
夫は、生後2週間ほど育児休暇を取得しましたが、息子の初めてお座りをした日、ハイハイをした日、歩いた日、喋った日を見逃しています(泣)
まあ、初めてにこだわらなくても良いと思いますがね!
育休を取得して悪かったこと
正直に、育休を長期間取得して本当に良かったです。
しいて言うなら・・・・以下の2つをあげてみました。
社会から孤立して不安だった
今まで働き続けてきた私にとって2年間も主婦として家にいることは、社会から切り離されている感覚で・・・漠然とした不安と孤独に戦っていました。
我が家は、近くに両親・義理両親がいることもない、近くに心の許せる友人もいない、私が車を所有していないために行動制限もあったので、時間があるからといって息抜きができることは少なく、同じような毎日につまらないと感じることもありました。
働いたら働いたで嫌なこともあったけど、多少の刺激やストレスも人生に良い影響を与えていたのかもしれません。
また、子供と過ごすことは楽しい一方で、イヤイヤ期に片足突っ込んだ息子を24時間365日お世話をすることは少し苦痛に感じてしまうこともありました。
仕事を復帰して、子育てと良いバランスが取れたらいいなと思います。
- オンラインコミュニティに参加する
育休中に、金融系オンラインコミュニティに属したことで繋がりが生まれました。
たまに開かれるオフ会などで、様々な業種の方や普通に生活してたら絶対に出会うことのない方とお話しできたことは貴重で刺激的でした!
- 自分の好きな習い事に通う
週末のヨガに通っていましたが、ヨガ好きの方や先生とお話しするだけでもかなり育児からリフレッシュできることの気づきました。週末の楽しみでしたね!
キャリアが止まる
日本に帰国してマネージャーとして採用され、育休前までガッツリと働き、部下のトレーニングもしていました。そんな部下も、2年経過した今では同じ役職です。
部下の昇進はとても嬉しい一方で、正直に言うと自分のキャリアが止まっていることに少し焦りを感じてしまいます。
しかしながら、子供が生まれてからは、数字に関わることは頑張る、あとは手を抜こう!6割できたら合格!と自分に言い聞かせています。こんなモチベーションです。
会社の上司にバレたら、怒られそうですね(笑)
より充実した育児休暇を過ごすために・・・
親になっても好きなことをしよう!
日本人ママは、なぜか子供が生まれたら子育てにフルコミットする方が多い印象です!
私は、子供のママであり、夫の妻であり、1人の女性であること忘れないように意識して日々の生活をしています。つまり、自分のしたいことをする!
私の父は、個人の会社経営者で、母は専業主婦(4児の母)でした。
両親世代の時代かもしれませんが、父の人生は仕事に一生懸命。母の人生は、子育てに一生懸命尽くしてくれました。両親には、本当に心の底から感謝しています。
しかしながら、子供が成人して家を出て、会社を畳んでリタイアした今、私の両親は仕事や子育てに一生懸命すぎて、自分の好きなことがわからない、何をしたらいいかわからないように見受けられます。
子供が成人してからでは、手遅れにならないように、若いうちにできるだけたくさんの経験をして自分の人生を楽しみたいと思います。
自分の好きなことをしている姿を子供に見せることが、一番の教育です!
パートナーの協力は絶対必要!
育休を充実するためには、パートナーの協力が不可欠です。
友人と遊びたいのに、夫に安心して預けることができない、子供がギャン泣きでヘルプの鬼電がかかってくる。なんてこともよく聞きます。
個人的には、パートナーをパパとして育てることが大切なのではと思います。
我が家の場合は、夫を上手く育児に巻き込むことができたので、子供を安心して夫に預けることができて、自分の時間も楽しむことができました。
何か特別なことはしていませんが、以下のことを実践しました。
- 里帰り出産をしなかった
- 入院中におむつ替え・授乳(ミルク)の仕方を教えた
- 新生児期に育休を取得してもらった
- 上手くできないことに怒らない
夫曰く、「育児の大変さを身を持って感じた。」「責任感がついた。」とのこと。
個人的な意見で大変申し訳ないですが、里帰り出産は楽だけれどパートナーを育てるのには不向きだと思います。里帰り出産が、駄目ではなく工夫が必要だと思います。母親がなんでもやってくれるから、旦那さんは苦労知らずになる方が多い傾向です。
アメリカで出産した友人に聞いた話では、子供が生まれてすぐに助産師さんが夫にオムツの変え方・ミルクの作り方と飲ませ方、抱っこの仕方などを教えるみたいです。アメリカの旦那さんが、育児に積極的な理由がわかりますよね・・・!
子供のネントレ(おねんねトレーニング)
親になると、本当に自分の時間がありません!子供が寝ている時くらいでは?
我が家では、母乳で寝落ち→断乳して1人で寝る→寝かしつけに1時間かかる→お腹の上でないと寝ない←いまここ
毎日の寝かしつけも、1人で寝てくれたら楽なのに・・・!(泣)
もし、過去に戻れるのであれば、ネントレをして一貫性を貫いて生活をすれば良かったなと少し後悔をしています。
ちなみに、お昼寝は一貫性を貫いたため1人で寝てくれてかなり助かっています。