子供の英語教育|親が英語が話せるパターンで実践していること
子供には、将来英語が話せるようになって欲しいと思いませんか?
我が家も、その1人。子供の意思を尊重したいけれど、心の片隅に思っています。
子供の英語教育に関する本をいくつか読んでみましたが、それぞれ異なる意見があり、逆に混乱してしまいました。
そもそも、各家庭における環境(ハーフ、親が帰国子女、外国に住んでいる)など、前提が違うことから、答えも何通りもあるはずです!
子供の英語教育座談会などに参加して、やっと今やるべき事が見つかったので、我が家が実践していることも含め、備忘録として残しておきたいと思います。
子供の英語教育で悩んでいる方にとって、少しでもお役に立てたら幸いです。
我が家のご紹介
- 日本在住(わりかし田舎)
- 1歳の息子(2023年生まれ)
- 英語教室は通っていない
- 夫 海外在住歴:9年 インター歴:12年
- 妻 海外在住歴:8年 インター歴:4年
親が話せるパターンとは?
親が英語が話せると、日本在住でありながらも、以下のような選択肢も広がります。
- 家では英語、外では英語を話す(海外在住あるある)
- パパと英語、ママとは日本語で話す(ハーフあるある)
実際に、夫は帰国子女だったので、「家族とは日本語、外では英語」を話すことを、何も違和感もなく過ごしてきたそうです。
上記の場合、1番重要なことは「徹底をすること」と学びました。なぜなら、一度だれると子供は自分の話やすい言語でしか話さなくなるそうです。
我が家は、日本に住んでいるので夫の逆パターンをすればいいのでは?と検討しましたが、私たち夫婦の性格や環境では、徹底することは難しいと判断しました。
また、今すぐに英語が話せる必要はないと考えているので、親が無理してストレスを溜めるよりも、私たちらしくできることから親子で楽しく英語に触れるようにしています。
第一言語で言葉の土台を作る
「第一言語の土台がしっかりした子は、第二言語も伸びていく。」ことをよく耳にします。
ここで、大切なことは、親の1番得意な言語で話すことだそうです。
JOES(海外子女教育振興財団)によると、特に2歳〜4歳の時期は、親が得意な言語で十分に言葉を伝えることによって、母語を身につけると同時に、言葉を使う基礎が育つそうで、人格形成に必要なものも吸収していくそうです。
様々な参考書を読んできましたが、夫の幼少期の海外での過ごし方をみても、第一言語の土台をしっかりすることが1番腑に落ちました。息子が1歳になる前は、私の気分で英語や第三カ国で話かけてたりもしていました・・・
今では、第一言語の土台があってこその、第二言語ということを肝に銘じています。また、親子間で得意な言語が異なると、親に深い話ができず悩む子もいるそうです。
実際に、英語を習得するよりも、日本語の方が明らかに難しいことは、日本人の私でも感じています。自身の経験や、周りをみて、本気で英語を学ぶには、中学くらいからでも十分間に合うと感じています。
子供の第一言語(日本語)の土台をしっかりつけるためにも、10歳くらいまでは日本で子育てをしようと考えています。日本人にしか理解できない感覚や文化、漢字の基礎を学ぶには日本に住むことが1番良い選択肢かもしれませんね。
実際に気をつけていること
- 助詞を抜かない
「リモコン取って」ではなく、「リモコンを取って。」
「ご飯だよ。」ではなく、「ご飯の準備ができたよ。」
普段の生活で、親が丁寧な日本語を話すことを心掛けています。
- 親の得意な言語で話す
言葉を使う基礎が育ち、人格形成につながります。
子供の第一言語(日本語)の土台があってこその、第二言語(英語)
英語に比べて、日本語の方が明らかに難しい。
英語圏の子供向け動画を観る
英語圏の子供向け動画の良いところは、「多様性」です。
多様性を身につけることは、英語よりも大切だと思っています。
私自身、海外に住んで大切だと思ったことの一つです。英語が話せても、人種差別をするなんて、国際社会では言語道断。
おすすめのYoutube動画「Cocomelon」では、様々な人種の家族が当たり前のように出てきます。一方で、日本の英語教材には、典型的な白人や日本人がまだまだ多い気がします。
「世の中には、いろんな人がいる。」「みんな違って、みんな良い。」
ことを、幼い頃から知っていることは、外国人や障害を持つ方に対する偏見、世の中のさまざまは自分との違いにも尊重し、寛容になってくれると思っています。
実際に気をつけていること
- ルールを決める
我が家は、1日1時間までと決めています。
なぜYoutubeやテレビが良くないというと、もちろん視力的な問題もありますが、次々と新たな動画が流れるため「我慢できない子」になってしまうそうです。
日本語・英語の絵本を子供部屋に置いておく
冒頭で、第一言語をしっかりすると述べましたが、だからと言って日本語だけ学ぶのは勿体無いと思っています。
第一言語をしっかり整えつつも、英語を慣れ親しむスタンスで、日本語・英語の絵本を子供部屋に置いて環境を整えています。
一歳半の息子は、まだ言葉をうまく話すことはできませんが、
私のもとへ持ってきて「読んで!」と主張をしてくれますので、彼の「今したいこと」の気持ちに沿って、読み聞かせをしています。
彼は、ベビーシャークが大好きなので、英語の歌や単語が流れるおもちゃも置いて、よく一緒に遊んでいます。
実際に気をつけていること
- 発音はネイティブ英語でなくてもいい
発音を気にするのは、日本人、その他のアジア圏だけ。
英語の発音は、帰国子女である夫の方が確実に良いですが・・・
結論、英語はツールですから「伝わればいい」だけなのです。
英語を一緒に楽しむ
我が家で大切にしていることは、「英語を勉強する」ではなく、「英語で遊ぶ」スタンスで日常的に英語に触れて楽しんでいます。
とにかく、笑顔で表情豊かに、オーバーリアクションに英語の歌を歌っています!
きっと、はたから見ると変なおばさんです(笑)
親が楽しくしていると、子供もにも伝わるはずです!
私は、3歳から英語教室に通わされていましたが、実際に英語が楽しいと思えたのは初めての海外旅行で英語が通じたときです。
子供にも、海外旅行や様々な経験を通して英語の楽しさを知ってもらいたいと思います。
実際に気をつけていること
- 絶対に無理に押し付けない
英語を無理に押し付けて、かえって英語嫌いにならないように肝に銘じています。
英語よりも大切なこと
英語よりも大事なことは、子供をたくさん褒めて、自己肯定感をあげることだと思います。
私たち夫婦は、英語が話せることによって人生が豊かになりました。
子供にも英語が話せるようになって欲しい。けれど、これは親の意思。
子供がスペイン語を勉強したいと言えば、子供の意見を尊重してすぐに切り替えるつもりです。何より、子供の好きを全力でサポートをしてあげたいと思います。
親がしてあげれることは、子供の好きを見つけるお手伝いをして、環境を整える。
子供が生まれてきてくれた時は、「何も望まないから、この子が幸せになってくれればいい。」と願っていたはずなのに、成長するに連れて、親の思い通りにならないと怒鳴ったり、否定的な言葉をかけてしまいがちです。
「なんでできないの?」と子供を否定して、自己肯定感の低い子に育つくらいだったら、無理に英語教育に力を入れる必要はないと考えています。
実際に気をつけていること
- 子供をたくさん褒める・否定的な言葉を使わない
非認知能力の土台である、自己肯定感を育ててあげましょう。
日本の美徳である謙遜も、否定的になりすぎないように上手く立ち振る舞う。
- 子供の好きなことをサポートする
英語より、スペイン語を勉強したいと言ったら切り替えます。
子供の自主性を大事にすることは自己肯定感にもつながります。
- 親のエゴを押し付けない
子供は、自分の所有物ではなく、他人であることを忘れずに。