実際に「里帰りしない出産」はどうだったのか?
こんにちは、Sallyです!
およそ1年前の話にはなりますが、私が実際に経験して思ったこと「里帰りしない出産」について備忘録として綴ろうと思います。職場で、里帰りしないことについて話すと意外と驚かれることが多かったので(笑)
「里帰りしない出産」を選択した理由
そもそもの話になりますが、私は選択肢がなかったのです。両親は昔住んでいた大きな家を売却して二人が住める小さい賃貸に引越ししています。私にとって「実家」という感覚もないですし、そもそも子供と私が住み込みできる場所がありません。
夫の両親は高齢ですし、変に気を遣うのも逆にストレスになるのではと考えました。
幸いにも、夫が産後2週間の育休(家でも仕事してましたがw)を取得することができたので時代的にも恵まれているなと実感しています。また、海外では里帰りなどなく生後すぐにパートナーと協力して子供を育てるみたいなので「大丈夫でしょ!」とどこからか自信だけはありました。
「里帰りしない出産」で辛かったこと
育児経験者が物理的に居ない不安
私も夫も初めての育児ですし、何が正しいか全くわからないことが不安でした。夫が頼りにならないのではなく、育児経験者が物理的に離れていることが不安なのです。聞きたいことがあっても、実践でないとなかなか伝わらなかったり。考えれば考えるほど、気にしてしまったり。
子供が寝て、休息を取るべき時間にも検索魔になり睡眠時間もさらに取れず、負のループに陥りました。
こんな時に、母が側にいてくれたら(涙)と何度思ったか。
目の前にある小さな命を守のに必死で、毎日不安に押し潰されそうでした。
入院中、聞きたいことは全て聞いておく
信頼できると人と、すぐに連絡が取れるようにする
妊娠中に、余裕があれば沐浴、抱き方、寝かしつけ方などを学ぶ
お料理が・・・
産後1ヶ月は外出を控えるようにと言われているので、ご飯は唯一の楽しみでした。
母乳育児は本当にお腹が空くのです!
入院中はバランスの取れた豪華なお食事とおやつが時間通りに来るのが幸せでした。退院後、ある日のお料理が粗食すぎて気力を失いました。おかげ様で体重がするりと激減(笑)
自分で作ればいい話ですが、「産後の女性の身体は交通事故レベル」これ本当。
こんな時に母の美味しい料理が・・・と素直に思いました。
家事も育児もやってくれるだけ本当に有難いのですが、産後は常に余裕なし!(笑)
お惣菜やテイクアウトをフル活用する
冷凍のお弁当定期便などを登録しておく
夫にイライラ大爆発、自己嫌悪になる
まず、退院後に子供と家に帰ってきたのですが部屋が大荒れ(笑)
今となっては笑えますが、当時そんな心の余裕なんてありませんから無言で涙でした。子供が産まれてその日から、夫は毎日病院へ通ってくれて子供にミルクをあげたり私のお着替えなども用意してくれました。皆勤賞な夫を心から褒めたいのですが、「こんな部屋でどうやって赤ちゃんを育てるの?(涙)」とかなり神経質になっていました。
産後は特にホルモンバランスが崩れて、勝手に涙もでます。普段あまり怒らない性格なのですが、もう自分でコントロールできずに大爆発でした。本当に些細なことでも夫にとばっちりしてしまい、自己嫌悪に陥りました。幸いにも、夫は全てを受け止めてくれましたが夫婦の関係はこうやって崩れていくのだなあと俯瞰しています。
出産前に、すぐに子育てをできる環境を整えておく
ガルガル期、ホルモンバランスが崩れることを予め夫に伝えて理解を得る
母乳拒否の始まり
これほどメンタル崩壊することはなかったですね。ミルクは飲んでくれるのに、母乳は大泣きして拒否をするんです。まるで母親である私を拒否しているようで。産後で1番メンタル不安定でした。
かといって、そんな気持ちを夫は理解できるはずもないですし。ただただ私を見守ることしかできませんでした。
母乳外来など、プロに頼る
自治体の助産師さんなどに相談をする
「里帰りしない出産」を選択してよかったこと
夫が育児に積極的になる
子供が産まれてから、お互いに育児レベル0からのスタートでした。
夫は新生児期から育児をしているので、子供を育てることがどれだけ大変かを十分に理解していますし、授乳(母乳)以外のことは全て率先してやってくれます。
最初は、二人だけで本当に大変でした。
しかし、長期目線で見ると夫が育児に積極的でいてくれるおかげで、私は息抜きの時間を貰えたり自分の時間も楽しめています。
よく話に聞くのが、旦那さんが育児を全くしてくれないパターンは以下の傾向にあると思っています。
里帰り中で妻の育児レベルが10、旦那さんの育児レベルが0からスタートして旦那さんの手際の悪さにイライラするから「もう!自分でやる!」と旦那さんの育児スキルが一生上がらず、負のスパイラルにハマるパターン。または、新生児期の大変な時期を一緒に過ごしていないので育児をなめているパターンかと思っています。
※もちろん全ての人ではないです!
パートナーとの信頼がより深まる
新生児の1番大変な時期を二人だけで乗り越えれた。これは、かけがえのないものですし、今後の人生にもかなり自信に繋がります。二人で協力して育児・家事をする。何かあれば、お互い納得のいくまで話あったり、反省会をして改善策を探したりしています。
これは、今でもこの習慣は身についています。
将来子供が大きくなった時に、パートナーとの関係で人生の後半を楽しめるかが鍵になってくると思います。
夫が新生児の一瞬を見逃さない
これは、生後一緒に過ごすことでの1番のメリットではないでしょうか。
新生児って生後1ヶ月だけなんですよ。新生児特有の原始微笑やモロー反射など、本当に可愛くて仕方ないのですが成長していくにいつの間にか見れなくなってしまうんです。成長してほしいけど、今のままでもいて欲しい!そんな時にもパートナーが積極的にその一瞬を写真に収めれたら素敵ですよね!
まとめ
「里帰りしない出産」を選択できるのも、男性が育休を取得しやすくなったから。今の時代に子育てができて、本当にラッキーだと思います。最初はかなり大変でしたが、長期的な目線で見ればパートナーの協力を最大限に活用することで自分の心にも余裕ができて育児を楽しめているので個人的には良かったと思います。
育児を楽しむには、パートナーの協力が不可欠です。
里帰りするも、しないも個人の自由。何より自分が納得のいく選択をして、より多くの方が楽しく子育てできれば嬉しいです。